小泉は優秀なプログラマーか

イラクで3人の日本人が誘拐されました。
気になったのはこれに対する小泉さんの指示についての福田さんの発表、
「事実を確認するため情報を収集し、人質を救出するよう総理から指示があった」
というところ。
これは指示するまでもない当たり前のことじゃないのかな。
こんなのを指示といわず、この先のどう救出するかといったところを「指示」と言うんじゃないのか。
でも、小泉さんにはプログラマとしての素質があるのかもしれない。
一から指示しなければコンピューターも官庁も同じくらいちゃんと動いてくれないのだろうか。


素質があるというところからさらに、優秀なプログラマであるかどうかという問題がある。
小泉さんが優秀なプログラマなら、
考えられる問題に対して事前に考えておくはずで、
当然一番あり得る問題として「日本人が人質にとられた場合」くらいに対応するルーチンは用意してあるはずである。
それでなければ派遣なんてしちゃいけない。
きっと今回も裏でそういう指示は出ているのだろうけど、
その出来や性能(プログラムじゃないけど今回ばっかりはスピード勝負だし)が小泉さんの腕にかかってくるわけだ。


しかし、もし救出するとして、誰が救出しに行くのか(自衛隊かいな・笑)ということなんかから考えればかなり難しい。
でも小泉さんのことだから撤兵なんてことはするつもりないんだろう。
かといって見捨てれば世論の風当たりが厳しくなって政権交代なんてこともあり得る。
結局のところ予想されうるエラーに対して確実に対処する方法がないまま派遣してしまっているのではないだろうか。
どちらにしろ、確実に有効な手段でない方法で対処するつもりであったのだとしたら、
いざとなって国民の反感を買うよりも事前にどういう対応をするかオープンにしておくべきだった様に思う。
政府内で対応をこっそり協議するより、
オープンソース的に「どういう場合にはどういう対応をする」ということを事前公表しておいたほうがまだましだったと思うのだが。


それでこれからどうするのかというと、難しいけれど、
私はもう撤退することは難しくなってしまったのではないかという意見です。
こういう事件が起きて小泉さんのプログラム力を確かめるような事態になってしまったこと自体、
もう引けないということです。引くタイミングを逃してしまったと言ってもいい。