はげる自由

未来予測をするテレビ番組をやっていた。
それによると、あと5年くらいだったかではげても自分の毛をもう一度生やすことができるようになるそうだ。


はげている人のコンプレックスや、病気で髪が抜けてしまう人の精神的な問題はあるんだろう。
それだけ考えれば儲かりそうな技術ではある。
しかし、そうなった時、
はげてようがはげてなかろうが別に気にならない社会になるんじゃないのか?
毛が生えてることのプライオリティなんてたかが知れてしまって、
誰だってはやそうと思えばはやせるんだからあえてはげる、
という選択肢を選ぶ人もかなり出てくるのではないだろうか。
そうなったとき、髪の毛を生やす技術ではあまり儲からなくなる。
儲かりそうな技術が実際に開発されることで儲からなくなる。ジレンマ。


けれどもその技術に価値がないわけじゃない。
そりゃあ重大な価値があったからパラダイムシフト(言い過ぎ)が起きたんである。
まだこれくらいなら企業が手をつけそうだけれど、
こういうジレンマを抱えた種類の技術こそ国が考えるべきことのように思う。


オープンソースやセキュリティの問題もこれから国はどう対応していくんだろうなあ。