本日の面接

面接官は3人座っていた。
そして、なんとメインの面接官は姜尚中だった。ひええ。
びっくりしててんぱったけれど、姜尚中は物腰柔らかで優しい感じだった。


聞かれた内容は志望動機・卒業後の進路・具体的にやりたい研究だけだった。
姜先生「では、志望した動機について実のところをかいつまんで簡潔に説明してください」
ああ、いろいろ考えておいたけど簡潔にか。じゃあちょこっとだけしゃべろう。
緊張からか少し見当はずれな答えをしたらしく、
技術のあり方や社会に与える影響を考える力を身につけたいという動機に、
具体的にどんな研究をしてみたいですかと聞かれ、
(う、ちょっと困ったな答えようがないと思いつつ)
技術がもっと社会に説明をして責任を持つための報道や伝え方について云々・・・となんだか自分でもわからんことを言ったら、
影響とそれとやりたいことはどっちなの?とききかえされた・・・
自分の中では大きな影響があるから影響を踏まえたうえで説明責任があってそれをどうするか、
という考えだったのだろうが、あせってかなり端折って言ってしまったのでぜんぜん伝わってないだろう(笑)
それでも姜先生はうなずいたりメモしたりしていたよ。
ま、質問の内容からするに落とすための面接ではなかったのだろう。


「志望の動機は?」
などと聞かれて一応ちゃんと考えていることを答えてみるものの、
やはり実のところ「なんとなく」ってのが一番の答えなようなきもして、
つくづく大きな物語を望んでいない、ポストモダン世代なのかなあと思ってしまう。
くしくも面接のうらではオウムの裁判がやっていて、
彼らのやり方の是非は別にしても大きな物語の消失が問われているような気がしてならない。
もし、これから先志望動機を聞かれて、
「なんとなくです」と答えた人を落とせなくなるようになってしまったら、
(リアリティが面接者にも実感され、たくさんの人がなんとなくと答えるようになったら落とせなくなるかな?)
なんだかいろいろと面白くなさそうだなあ。


そういえば面接終わって外に出たら学長がいた。生学長。
ん、でも学長が学校にいるのは当然か。